7年9ヶ月にわたって続いていた、
黒潮の大蛇行が終息する兆しにあるようです。
黒潮は日本列島の南岸に沿って北上する、世界有数の海流の1つです。
別名を「日本海流」とも言い、日本の海の生命の源となる源流ですが、プランクトンが少なく、海流が青黒く見える為、黒潮と呼ばれます。
黒潮が紀伊半島沖から南へと大きく迂回する現象を黒潮大蛇行と言い、海水温や気象、そして回遊魚などの生物に大きな影響を与えます。
風や流速、そして渦の性質などいくつかの条件が重なり合うことで黒潮の大蛇行が起こると言われていますが、まだ完全には解明されていません。
観測史上最長の大蛇行が終わり、今後どんな影響が出るのか楽しみです。
地球規模での環境の動きを特等席で見られるのが、ダイバーの特権ですね。