パパラギ厚木店 ブログ


こんにちは!
厚木店の大橋です☆

『今年もあいつらがやって来た!!』

そうです!アオリイカです。

毎年、水温が上がり始めた5月頃~突如どこからともなく始まる「アオリイカ産卵ショー」
あの、全ダイバーが感動した!何度見ても飽きる事ない、間近で繰り広げられる、壮大なドラマ。

早速、見てきました。
その様子をたっぷりとご紹介します♪
※以下、ネタバレを含みます


~始まりは、ここから~

毎年、4月頃に全国各地で水中に沈められるこの「木」
間伐材といって、山全体や樹木の生育を促すことを目的として、木々を間引く際にでた木材です。
椎の木やヒノキ等、水中に沈めても丈夫な葉や枝のついた木がアオリイカに好まれるようです♪

富戸の人気スポットは水深14m付近の砂地。


~ そして、やってくる ~

そもそもアオリイカは、夏に生まれ、秋~春に成長して、春~夏にかけて産卵、そして一生を終えます。
つまり、ほとんどのアオリイカは1年が寿命と言われています。

この「産卵」という行動は、アオリイカが生きてきた集大成。

一度、誰かが産卵床に卵を産み付けたら、そこからはもう止まりません!
どこからともなく現れる、イカ、イカ、イカ、イカのイカ達。
これが陸上での出来事なら、突如現れた地球侵略をしにきた宇宙船!のような状態。

多い時で20杯以上のアオリイカが現れます。

大きい個体で50cm以上、その光景は圧巻!

~ ラブストーリーは突然に ~

産卵床にはオスとメスのペアで仲良く現れたり、その場で運命的な出会いを果たして結ばれたり、
かと思えば、目の前で違うオスに奪われてしまったり・・・・
ここは壮絶なドラマが幕開ける場所。


この日の産卵床は大混雑。
順番待ちをしているペアが続出。

じっ~と観察をしていると、卵は他のメスが産み付けた場所に産む事が多く、
命をかけた産卵行動だからこそ、より安全な場所を選んでいる様子。


時には他のペアとタイミングが被ってしまう事も!
オス同士が腕を広げて威嚇し合います。


「お前もな。」と言わんばかりに威嚇されました。
※トイフォトモードで撮影


ちなみに、オスとメスの見分け方は体の模様とサイズで分かります。
オスは背中の模様がストライプで、メスはドットです。
オスの方か成長スピードが速い為、体が大きいのも特徴です。
上の写真はオスが産卵中のメスを他のオスに取られないように威嚇している様子。

ついに産卵の予感。


~ 終わりと、始まり ~

まさに産み付けている写真。
メスの腕の中からニュルっと卵が出てます。
卵といっても一つではなく、8~10個入った透明な長細い袋を産み付けます。
多くて10回程、繰り返し産みます。


メスにとって、産卵は最も体力を使います。
ある研究結果によると産卵した2日後には亡くなってしまったようです。

その後、何千個と産み付けられた卵は、およそ20日間後に小さな赤ちゃんがハッチアウトします。
なんと卵の膜をやぶる為に墨をはいて出るんだそうな、見てみたい♪

産まれた赤ちゃんはウツボやミノカサゴ等に狙われながらも懸命に生き抜いて、
新たな1年が始まります。

まだまだ話したい事はありますが、それはまたいつか。
とにかく何が言いたいかと言うと、『 見ないと、損 』

是非、ご自身の目でご覧ください♪

それでは皆さん、
さよならっ、さよならっ、さよなら。

※初夏に撮影した5cm程の子供のアオリイカ